欧州中央銀行(ECB)理事会が5日に開催されますが、3日に発表された5月の消費者物価指数が前年同月比でプラス0.5%の上昇に留まり、デフレ懸念が強まっております。ユーロ圏の消費者物価指数は8ヶ月連続で1%を割り込んでおり、ドラギ総裁の目標値2%前後に届かないため、5日の理事会で非伝統的な手段を講じる可能性が出て参りました。
非伝統的な手段とは何なのか?中央銀行の当座預金に資金を預けておくと逆に利子を払わなければならなくなるマイナス金利政策なのか、量的・質的緩和なのか、5日の理事会の内容に注目です。
非伝統的な手段によってユーロ安に動く可能性も有りますので、キプロス、マルタ、他ユーロ決済に輸出している業者は、注視しておくのが宜しいかと思います。