2023年1月4日から電子車検証が導入され、電子化された車検証はICタグが貼付されたA6相当のサイズの書類に変更された。券面には車両の基本情報のみが記載され、所有者に関する情報などは券面には記載されずICタグの中に記録される仕組みになっている。下記の所有者・使用者などに関する情報はICタグの中に記録されており、この情報の閲覧にはスマートフォンの車検証閲覧アプリの利用が必要となる。
- 所有者の氏名・住所
- 使用者の住所
- 使用の本拠の位置
- 車検証の有効期限
車検証閲覧アプリを利用するにはNFC対応のスマートフォンが必要で、OSはiOS 14, 15、Android 9, 10, 11,12がアプリの動作環境として想定されている。アプリの利用可能者は、車検証原本の所有者又は提示を受けられる者となっている。(車検証閲覧アプリのダウンロードはこちら)
車検証が電子化され輸出抹消書類はどうなるか気になるところだが、車検証から輸出抹消書類への切り替えはこれまでと同じ手順で陸運局で手続きをして、これまでと同じ輸出抹消書類が発行されることが確認できた。中古車輸出ビジネスでは、輸出先国へ輸出抹消書類の原本を発送する必要がある場合があるが、書類のフォーマットに変更はないのでこの部分では車検証電子化の影響はなさそうだ。
国土交通省:電子車検証特設サイト
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