旭化成は、自動車ガラスの正確な表面温度を非接触で測定できる赤外線センサーを開発しました。エアコンシステムと連動させることで、フロントガラスの曇り止めに必要なコンプレッサーが稼働する時間を短縮出来、特にエンジンから発生する熱を「デフロスター」に利用出来ない電気自動車の消費電力を抑制する技術として、採用を目指していく。今回開発した技術は、超小型赤外線センサーのレンズ面に独自技術の「ワイヤグリッド偏光フィルム」を施行することで、非接触でガラス温度を高精度測定出来る仕組み。開発した新型赤外線センサーをエアコンシステムと連動させることで、結露やガラスが曇りやすい条件の時だけコンプレッサーを稼働させることが可能になり、不必要にコンプレッサーを稼働させなくて済むため、燃費改善効果や。EVの電力使用効率化を図れるとしている。
(日刊自動車新聞より)