三菱自動車は、新たなモデルを開発する段階で一般ユーザーから評価を受ける新たな開発手法を導入すると発表。同社の新型車開発期間は現行21ヶ月としておりますが、一部の開発工程に必要な時間を効率化する事で期間を短縮し、その期間を使ってユーザーからの評価期間に充当させる予定。これにより新型車の開発段階からの評価や意見を反映させることで、市場で受け入れられるモデルの開発を目指します。現在の中期計画では、ピックアップトラック、SUV、クロスオーバー系モデルの戦略商品として位置づけており、これらのモデルを積極的に投入する計画。SUVやクロスオーバー系モデルのターゲット層は、自動車へのこだわりを持つユーザーが多く、そのユーザーの厳しい眼力を利用させてもらう形で、商品開発に反映させる「マーケット・イン型」の新たなビジネス戦略にシフトさせたいとのこと。

例のリコール問題の余波が現在も続く三菱自動車ですが、中期経営計画を実現させるためにここは妥協せず再び賞賛をもらえるような自動車作りに回帰してもらいたいと思います。次世代の更に先を行く商用車にも転用出来るディーゼルエンジン、中小型のクリーンディーゼル、ディーゼルHV、PHEVディーゼルを主体に内燃機関の見直しや、現在遅々として進まないエクステリアデザインの大幅な改良なども是非断行して頂きたいものであります。

(一部日刊自動車新聞)