ムッシュ・ゴーン体制の2002年から、スズキや三菱から軽自動車のOEM調達をしてきた日産自動車ですが、今年から販売を開始した三菱自動車の共同開発車、デイズをきっかけに、来年以降本格的に軽自動車戦争へ参入致します。福岡県苅田町の子会社工場で、年10万台規模の生産体制を敷き、現在国内新車販売で40%弱を占める軽自動車マーケットに、攻勢を仕掛けるとのことです。 また開発された車輌は、同時に三菱自動車にもOEM供給することとなり、日産自動車と三菱自動車の関係は益々強くなりそうです。軽トラックは引き続きスズキから供給を受ける形となりますが、現在人気のハイトワゴン系を中心に、日産独自の開発・生産を急いでおります。日産自動車はこの戦略により、生産数の維持、販売の拡大、小型車の低コスト生産のノウハウの取得も併せて狙っております。
(ブコビッチ)