昨年から好調な業績を続けているマツダ自動車、スカイアクティブ・エンジンの流れで小型ディーゼルエンジン(スカイアクティ-D 1.5が、もうすぐお目見え致します。小排気量ディーゼルエンジンで最も低い圧縮比14.8を採用しつつ、燃焼効率を極限まで追求しており、高分散噴霧ソレノイドインジェクターと段付きエッグシェイプピストンの採用で側面接触フリクションの低減、過度燃焼制御技術により冷却損失を抑制。

高・低圧EGRシステムの採用による均質リーン化領域を拡大させ、燃費環境性能とパフォーマンスフィーリングを向上。

冷却水制御バルブ(CCV)やウォータージャケットスペーサーの採用により、燃焼効率改善と機械機械抵抗の低減を実現。

実用域の高いトルクを実現するために、回転センサー付可変ジオメトリーターボチャージャーを採用。

吸気管一体型水冷インタークーラーの採用で、加速レスポンスや過給効率を向上。

上記のように今回初めて踏襲される技術が多く、それだけマツダ自動車のディーゼルエンジンに力を注いでいるのかが解かります。また高価なNOx後処理システムを採用せず、日本のポスト新長期規制や欧州ユーロ6の規制をクリアしているのは特筆すべきでしょう。日本市場で乗用ディーゼルエンジンの更なる拡大を見せるか、注目していきたいと思います。