上海株式指数が7月以降20%も上昇しておりますが、今月から香港市場と上海市場の相互取引き開始を見越して、先回りをしている動きだと思われます。これまでと違い海外投資家が香港市場を介して上海市場での売買が可能になり、北京オリンピック前から1/3にまで下落している株式市場の底上げを狙っております。さはさりながら中国本土の不動産価格は現在進行形で下落中で、10月の統計も全国70都市中69都市で下落となっております。不動産会社や不動産投資集団の業績は二桁の業績悪化となり、これまで高値で買い漁った資源も含み損を抱える有様で、上海株式市場の上昇基調とは裏腹に現状は厳しそうです。