ホンダは、2025年に燃料電池(FCV)のコストをハイブリッド車と同等まで抑制するとしました。ゼネラルモータース(GM)と共同開発している燃料電池車(FCV)システムやHVとのとの共通部品化などで、コストダウンの取り組みを加速させる。ホンダは2030年に電動化車輌の販売を2/3まで高め、この内15%をFCVとEVにする方針。電動化を前提としたプラットフォームの活用など開発面での取り組みに加えて、独自の水素ステーション開発などインフラ整備も進めることでFCVの早期普及を図ることで、量産効果によるコストダウンに繋げていく。同社は2013年7月にGMと次世代FCシステムと水素貯蔵システムの開発に関する提携を発表、2020年頃の次世代FCV投入に向けて、FCスタックシステムや高圧水素タンクなどの共同開発を行う他、システムの生産や購買での提携も検討している。現在リース販売しているFCV「クラリティ」のプラットフォームも、2018年に投入予定のPHVに応用する等、販売量が見込めるHV車やPHV車等と部品の共通化を積極化することで、大幅な経費削減効果を見込んでいる。
(日刊自動車新聞より)