現行の初乗り730円(距離2000メートル)のタクシー料金を、国際相場に合わせる形で410円(距離1059メートル)に設定して、利用者の反応を探る国土交通省肝いりの社会実験が始まった。東京ハイヤー・タクシー協会に所属する9グループ23社が参画し、常時40台を実験車両として稼働させる。チョイノリタクシーを起爆剤にするのなら、タクシー用ローディングゾーンの拡充が必要でしょうし、バス停などで流しのタクシーを捕まえやすくしたり、空車が遠目に解りやすくするなど、創意工夫余地が相当残っている気がします。またタクシー業界を活性化させるなら、またUberタクシーの参入を抑制したいのなら、旅行者のニーズも含めた抜本的な改革がまず必要な気がします。まずはその第一歩という事でしょうか。
(一部日刊自動車新聞より)