香港政府環境局が議会に提出した資料で、香港での電気自動車(EV)タクシーの試験的導入が取り止めになったとのこと。政府は2011年、商用車のエコ化推進のため基金を立ち上げ、EVの試験導入を推進してきました。ただEVタクシーの本格導入にあたっては、購入コストの高さ、耐用年数の短さ、充電時間の長さ、電池エネルギー密度の低さなどがネックとなり、今回の導入見送りとなった模様。EV車輌の負の側面は万国共通で、EV車への普及促進には日産の「e-POWER」のようなレンジエクステンド型EV車や、PHVの方が現段階ではより現実的だと思われます。今後、特に利益を稼ぐ商用車系車輌は、レンジエクステンド型EV車の方が、より訴求力が有ると思います。
(一部日刊自動車新聞より)