世界的景気減速懸念から、来週にもIMFが世界経済の成長見通しを下方修正すると言われており、WTI原油先物価格が約1年半ぶりに90ドル割れとなっております。この裏にはイスラム国が超破格値でトルコに原油を販売している影響も有ると見られ、原油先物価格の動向は不透明な状況になっております。ただ原油価格が下落すればロシアの影響力を弱体化させることにも繋がりますので、喜ばしく思っている国々も有るとは思いますが、あまりにも原油先物価格が下落した場合、シェールオイルの採算ベースが1バレル75ドル前後と言われておりますから、各国それぞれの思惑で難しい対応を迫られそうです。