ソチオリンピックに乗じてクリミアに侵攻し、ウクライナからクリミアを分離独立させたロシア政府ですが、世界各国から非難を浴びております。とはいえ結局のところ天然ガスを握られている欧州、更に多額の投資をしているドイツ等は徹底抗戦をする状況では無いとの事です。ただ現代は武力行使をせずとも経済制裁をすることで、武力行使以上の効果を上げております。しかも今までと違い、ロシアと世界経済は結ばれておりますので効果はてき面でしょう。それを裏付けるようにクリミア侵攻後、ロシアから投資資金の流出が止まりません。1~3月期だけで7兆円にも上る資金流出(2007年以降最高額)、ルーブルは10%以上下落、国債の信用力を示すデフォルト保険CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)値は、昨年末の120ポイント前後から先月21日には272ポイントまで上昇、ジャンク債並みの評価となっております。(本邦は50pt)本邦から毎年ベスト3に入る中古車輸出先国であるロシアですが、今後のビジネスにおいて急激な変化が訪れるかもしれませんので、注意しながらのビジネスをお薦め致します。