代金の決済方法

中古車輸出の代金決済は銀行経由のT/T(Telegraphic Transpher)による送金が一般的です。スリランカ、バングラディシュなどの国ではL/C(Letter of Credit)による代金決済となりますので、L/Cの指示にしたがって書類を作成して銀行に提出し、代金の支払いを受けます。また、部品代や代金の不足分の送金など小額の送金を受け取る場合、Western Union、MoneyGramまたはPaypalによる送金方法もあります。




T/T(Telegraphic Transfer)

T/Tとは銀行のを経由して電信で送金する方法で、一般的な送金の方法です。送金側、受取り側の双方で銀行の手数料が発生します。受取り側の銀行手数料は銀行との契約によりますが、最低でも2500円~4000円/件の手数料が発生します。そして手数料は送金される金額に応じて高くなります。また、バイヤーが送金を依頼した海外の銀行と日本でお金を受け取る銀行との間にコルレス契約がないと、別の銀行を経由させてお金が届くので、経由銀行の手数料が別途発生する場合があります。したがって、余計なコストがなるべく発生しないように海外にネットワークのある大手銀行(三菱東京UF銀行、三井住友銀行、みずほ銀行など)を受け取り銀行として指定しておくのがベターでしょう。


L/C (Letter of Credit)

L/Cとは輸入者の依頼で輸入者の依頼で輸入者側の銀行が発行する荷為替信用状のことで、輸入者側の銀行が輸入者の支払いを確約する仕組みです。L/C決済ではL/Cに指示された書類を指示された内容どおりに作成して、中古車の船積み後に日本側の銀行に提出します。そして日本の銀行から海外の輸入者側の銀行に書類が送られ、内容に不備がなければ代金の支払いがされることになります。もし不備があればDiscrepancyとの連絡がきて、Discrepancyの手数料が別途課されることになります。B/L、Invoice、原産地証明などL/Cに指定された書類は信用状統一規則 UCP600にのっとって作成される必要がありますので、こちらの内容もあわせて確認しておかれるとよいでしょう。


Wester Union / MoneyGram

Western Union、MoneyGramは個人対個人の送金サービスで、小額の送金では銀行のT/Tより送金手数料が安いです。手数料は送金する側のみに課され、受け取り側が支払う手数料はなく額面どおりの金額を受け取ることができます。ただ企業あてには送金できませんので、個人名義で送金をさせて、受け取りの名義人となった本人がWestern UnionまたはMoneyGramのエージェントの窓口にお金の受け取りに行くことになります。

Western UnionMoneyGram 

 

Paypal

Paypalはオンラインショッピングでの決済を簡単にするためにアメリカで開発された仕組みで、Paypalのアカウントを開設すればネット上で簡単に送金や代金の受取りができます。手数料は送金する際には発生しませんが、お金を受け取る場合は送金額の4~5%程度の手数料が発生します。小額の送金の場合はT/Tの手数料より安く済みますので、状況に応じて使い分けすると便利かもしれません。

Paypal