今月15日に発効する日豪経済連携協定(EPA)により、本邦からの輸入車へ賦課されている関税(5%)が撤廃されますが、日系自動車メーカー各社をそれを前倒しして豪州国内での販売価格の値下げを決めております。6日に値下げを発表したトヨタ自動車に続きマツダ自動車、富士重工業(スバル)も追随する。マツダ3(アクセラ)などの主力車種を最大A$963(9万円2570円)、マツダ6(アテンザ)・CX-5・CX-9をA$403~963(3万8740円~9万2570円)、ディーゼル仕様はA$268~347それぞれ値下げを決定。(ディーゼル仕様は値下げ幅がガソリン車より少なくなっていますが、向こう数年で関税がさらに低くなった時点で、改めて価格を見直す予定)

 スバルはフォレスター等最大A$1000(9万6130円)を値下げする。その他、三菱自動車はすでに昨年から値下げを実施しているために今年度の値下げは予定しておらず、日産自動車やスズキ自動車は現在検討中となっております。

 ホンダ技研工業は、豪州国内で販売されている車種のほとんどがすでにタイ生産モデルとなっており、今回のEPAによる関税の撤廃の恩恵を受けられず、日豪EPAに則した値下げは計画していないそうです。

(一部日刊自動車新聞より)