2022年2月に発生した火災で沈没した RORO船「FELICITY ACE」の件で、商船三井が独高級車ポルシェに損害賠償訴訟を起こしたことがわかった。自動車運搬船の火災は積み荷の電気自動車(EV)の電池が原因だったと判断したとのことだ。

 2023年7月には川崎汽船が運行する「FREMANTLE HIGHWAY」がオランダ沖で火災を起こしており、こちらも電気自動車(EV)から発火したとみられている。相次ぐ電気自動車(EV)のバッテリーを原因とした火災で、RORO船、コンテナ船ともに電気自動車の輸送を引き受けないスタンスをとっており、プラグインハイブリッド車についても電気自動車(EV)と同様の対応になりつつある。電気自動車(EV)の中古車の需要が海外にあるが、日本から輸出の輸送ができない状況はもどかしいが、バッテリーの発火のリスクを考えると電気自動車(EV)の中古車の輸送を引き受けないという船会社の判断に理解せざるをえない。

日本経済新聞: 商船三井、ポルシェを提訴 「運搬船火災は電池が原因」

 

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