ホンダ技研工業は、2019年に発売を予定している次期「フィット」ガソリン仕様の燃費目標を、現行モデル比4割改善となる36.4Km/リッターに設定しました。HV仕様も更なる性能向上を図り、現在販売首位を独占しているトヨタ・アクアを追撃する。この1リットルエンジン(リッターカー)に関して何度もレポートしている通り、もしTPPが正式に締結・稼働した場合に意外なセグメントに化ける可能性が有ると個人的に思っております。TPPに付帯しているISD条項により、1リッター以下とガラパゴス規格と揶揄される本邦の軽自動車税制が真っ向から対立する可能性が有るからです。リッターカーを生産している欧米から、本邦独自の軽自動車規格が有るから、欧米メーカーのリッターカーの販売が苦戦していると難癖を付けられ、政府が投資家から訴訟を受ける可能性が有るという事を意味します。仮の話で申し訳け有りませんが、場合によってはリッターカーと軽自動車が同じ土俵に登る可能性もゼロでは無いと思っています。あくまで仮定の話では有りますが。。。