北米で注目を集めているシェールオイル・ガス開発ですが、以前当レポートで懐疑的な書き込みをしましたが、今回商社の雄、住友商事がシェールオイル開発で巨額な特損を計上することとなりました。シェールオイル・ガス開発は確かに夢の技術では有りましたが、環境負荷への影響、開発に伴うコスト、海外へスムーズに輸出出来るようになるかが肝でした。個人的に財布にされないか非常に危惧していた訳で、今回の巨額な特損はまさにそれを裏付けた形となりました。今回の一件によりシェールオイル関連商社は軒並み大幅安で、特に今回の引き金を引いた住友商事は大幅安となっております。NISAの長期投資で人気の有った高配当銘柄の代表格の商社関連、次世代国策エネルギーの水素事業での活躍を期待したいところです。