アベノミクスが始まった2年ほど前からNZドルが対円で上昇し続け一時90円に迫る勢いでしたが、ここにきて中国や香港の情勢に伴い売りポジションが増加中で御座います。NZは中国(含香港)に乳製品、肉類、繊維などを中心に輸出しており、香港の動乱をきっかけに米国量的緩和終了に向けた巻き戻しを意識したアクティブな動きとなっております。現在節目の85円を割れ、次の節目83円を割れてくることになれば、今後は昨年5月の大規模巻き戻しが有った74円~75円を意識した動きになる可能性も有ると思われます。NZドルは中古自動車輸出において、影響を受ける業者が国内外多いため、今後の為替市場の動向には注視したいところでしょう。