数年前からレポートしておりました本邦のディーゼルエンジン乗用車の需要、そんなことは無いと揶揄されましたが、実際ディーゼルエンジン仕様の乗用車は増加の一途に。2016年1月~6月のディーゼルエンジン乗用車の販売は、国内はマツダが新型車効果が薄れて微減に転じましたが、輸入車メーカーは販売が倍増しております。

マツダディーゼル車比率:51.0%(-7.1%)

三菱ディーゼル車比率:26.4%(-7.9%)

トヨタディーゼル車比率:0.8%(+0.6%)

日産ディーゼル車比率:0.0%(-0.6%)

輸入車ディーゼル車比率:12.8%(+6.0%)

マツダや三菱のディーゼル車比率は、モデルの端境期や需要低迷の影響で大きく減少しているが、「CX-5」や「アテンザ」のディーゼル車比率は以前約8割の高水準だ。ディーゼル車販売を飛躍的に伸ばしているのが輸入車で、前年比91.1%増と倍増している。メルセデス・ベンツやBMWを筆頭に、新たに「ボルボ」、「ジャガー」、「マセラティ」が加わり現在7ブランドと、輸入車メーカーのディーゼル車投入は今後も伸長するでしょう。特に本田技研工業は、欧州ユーロ5や6規制に対応したディーゼルエンジンを持っているので、本邦にCR-Vの後継として投入するのも面白いと思うのですが。