日産自動車が満を持してフルモデルさせたEVの新型「リーフ」の販売が好調に推移している。日産自動車がこのほど新型リーフ所有者を対象にアンケート調査を実施、実際にEVを使用する人の87%が「車を購入する際の選択肢の一つにEVを含める」とEVに対して肯定的な意見が多かった。また初めてEVの購入を検討した時期について、「2017年」と答えた人が全体の46%で、2010年の初代リーフ発売時比で約5倍のユーザーがEVへ関心を寄せていることとなった。車の購入に際し、EVを視野に入れる理由として最も多かったのは、「航続距離が伸びたから」(206人)、以下「先進技術を備えているから」(176人)、「燃費の良さ」(90人)が挙げられた。今回の新型リーフ購入で、ガソリン車やHV車からの乗り換えが全体の62%、EV車に対して満足度が高いと答えたユーザーは89%にも上がった。EV車「リーフ」は今年1月に世界累計販売30万台を突破、量産型EV車としては世界首位で、今年から米国、カナダ、欧州での販売を開始、今後さらに60ヵ国以上で展開する予定。
欧州や中国を中心に今後EV車への移行が劇的に進むと思われ、世界中で利用者が増加すれば必然的に中古自動車のニーズは高まる可能性も有ると思われる。実際海外ではEVを国策として、EV優先駐車場、EV走行レーンの設置など、EV車に関して注目を集めてきている。肝は何度もレポートしている通り、価格、充電時間、航続距離等で、EVがこれだけ着目されているため、二次電池開発の競争は激化すると思われます。個人的には、何度かレポートした全固体型二次電池が現状最も優位性を持つと言えるでしょう。
(一部日刊自動車新聞)