軽自動車人気がリーマンショック以降加速度的に伸びており、マーケットシェアは40%にまで達しております。中古自動車輸出や国内中古自動車販売の観点からも、このまま軽自動車ばかり売れ出すと普通乗用車の市場での玉不足が懸念され、中古自動車の価格高騰やそれに伴う輸出台数の鈍化を招く恐れも有るかもしれません。しかも軽自動車ユーザーの乗り換えサイクルは10年前後と非常に長く、自動車業界にとっても憂慮される問題になるでしょう。折しも明日米国とTPP交渉が本格化される訳ですが、軽自動車税が再び矢面に立つかもしれません。今回どさくさ紛れに新車の軽自動車のみ自動車税を現行の1.5倍の¥10,800にしましたが、地方財政の隠れ借金も相当有りますから1,000cc以下のカテゴリーにならないまでも、やはり¥12,000~¥18,000の月割り方式に移行したいとの有識者、政府、海外の意見です。