欠陥エアバックのリコール問題で経営危機に陥っている「タカタ」が26日、民事再生法の適用を東京地方裁判所に申請・受理されました。負債総額は1兆7000億円となり、製造業として戦後最大の大型倒産となりました。これにより株式は無効化、自動車メーカーが立替えていましたリコール回収費用の大部分も回収が困難になる見通しに。今後はグループ企業の売却、縮小、整理等で経営再建を目指し、製品の安定供給を目指していくと発表。ただ創業家を中心とした役員の総入れ替えは避けられない見通しだ。リコール回収率は本邦で72~73%、米国で約36%、その他地域は不明とのことで、今後も紆余曲折が有りそうな気配。自動車製造に欠かせない安全製品を製造するタカタは、個人投資家や年金機構にとって非常に人気の有った銘柄で、今回の一連の騒動で損害を受けた人や団体も多い。まさに一寸先はダークである。