先日レポートしました日産自動車のハイブリッド車「ノートeパワー」、今後日産HV車戦略の中核を担う感じがします。同社はこれまで電気自動車に力を入れており、その技術を生かした「eパワー」は、EV「リーフ」に搭載している駆動モーターやインバーターを活用、これに排気量1200㏄のガソリンエンジンを発電用としてのみ使用するというもの。使用する駆動用バッテリー30KWタイプの1/20サイズになる1.47KW/hにし、コンパクト化と低価格化を実現させた。蓄電だけで動力が賄えない場合には、即座にエンジンで発電し、駆動系に電力を供給する。急加速する場合を除き、2200~2500RPMの発電に適したエンジンを稼働させ、これによりエンジンを動力としても使用する通常のパラレル式HV車比でエンジン稼働時間を半分程度に抑制できるとのこと。燃費は34~37.2㎞/L、航続距離は実走行でも1000㎞は無給油で走行出来るそうで、何より驚いたのは発電機を積んだEV仕様にしたという発想の転換に驚きました。やっちゃいました、日産。