トヨタ自動車は、7月に国内で発売を予定する次期「カムリ」で、リッター30Kmを超えるクラストップレベル(JC08モード)を目指している。日本仕様は現行モデルに続いてハイブリッド仕様専用車種となり、新開発のパワートレインを採用することで、高い環境性能と走行性能の両立を実現させている。TNGAに基づき新開発された直列4気筒2.5リッター直噴エンジン「ダイナミックフォースエンジン」をトヨタとして初塔載、HV用エンジンの熱効率は41%と世界トップレベルにまで仕上げられている。肝のハイブリッドシステムも、「ダイナミックフォースエンジン」用に刷新された新開発の「マルチステージTHSⅡ」を採用、小型、軽量、低損失化技術により、エンジンとのシナジー効果により、従来比で燃費性能を約20%向上させている。これにより次期「カムリ」は現行モデルの25.4Km/Lから、国内トップクラスのホンダ「アコードHV」の31.6Km/Lと同等か若干上回る数値を狙うとのこと。販売チャンネルはこれまでのカローラ店専売から、縮小する国内セダン市場を盛り返すため、3チャンネルの併売車種として生まれ変わる。

(一部日刊自動車新聞より)