先日発表された中国の消費者物価指数は1.5%の上昇と、市場予想1.3%を上回り中国経済が安定してきたという見方になっております。景気対策や株価安定工作により、株価自体の混乱は落ち着いてきております。反面中国輸入減少による商品先物市況が冴えない状況を表すように、卸売物価指数は前月と同様5.9%の低下と、45ヶ月連続で低下しています。リーマンショック以降世界経済を牽引してきた中国経済が、いよいよ混迷の度合いを高めて来たのかもしれません。中国経済の急激なリセッションは本邦に多大な影響を瞬時に及ぼすので、やはり要注意でしょう。