ついに量的緩和を実施した欧州中央銀行ですが、それに先立ってスイス中央銀行が無制限の為替介入を停止したのは記憶に新しいところ。裏を返せばスイス中央銀行が更なるユーロ安を想定したのも、為替介入停止の要因と言えるでしょう。またユーロドル相場に関しては、不思議と8年サイクルでユーロ高とドル高を繰り返す習性が有るので、対ドルで高値を付けたのが2008年ということは、サイクル的には2016年に掛けて更にユーロ安ドル高へと以降する可能性が高いと言えるでしょう。外国為替市場では、2016年に掛けて1ユーロ・1米ドルというパリティ相場(1対1)に移行する可能性も有ると思われます。為替ユーロも含めて欧州市場の動向は、しばらく注視すべきなのは不変でしょう。