先日日本とオーストラリアでEPA(経済連携協定)において、中・小型の関税5%の即時撤廃で妥結致しました。ついこの前まではオーストラリアは中国依存度がかなり強かった訳ですが、昨年からの中国経済の不振により資源輸出が細って参りました。そして新たな輸出拡張策として、日本に白羽の矢が立ったのでしょう。オーストラリアに限らず、今後各国でFTA、EPA、TPPなど様々な貿易交渉が行われそうですが、中古自動車が蚊帳の外にならない事を祈るばかりです。自動車メーカーは新車の販売が出来れば良いのでしょうが、中古自動車の輸出が停滞することになれば貿易業者のみならず、船社、通関会社、買取店、オークション、陸送業者、自動車ユーザーなど影響を受ける方が多岐に渡ります。そうなれば最終的に自動車メーカーにも揺り戻しがくることになるでしょう。