国土交通省は、衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全自動車ASV(Advanced Safety Vehicle)装置について、装置ごとに共通定義や名称を2018年度をめどに方向性を決めるとのこと。技術の高度化や低価格化に伴い、ASV装置の開発や普及が急速に拡大している一方、同一名称のディヴァイスでも検出対象や作動速度に違いが有ったり、同じディヴァイスでもメーカーごとに名称が異なっているのが現状だ。高齢者、女性ユーザー、自動車に詳しく無いユーザーの理解が追いつかず、操作ミスなどによる事故が逆に増えかねない現状を踏まえ、同省はディヴァイスの高性能化を踏まえつつ「低速自動ブレーキ」など、性能別に名称を分けたり、装置の効果や狙いが解りやすい名称を新たに作るなどして、ASV装置の理解や適正な使い方を周知させる。

(日刊自動車新聞より)