先月16日オーバーシュートして1ドル78ルーブルにまで下落したロシア通貨、その後平静を取り戻す形で1ドル50ルーブル前後で推移していた為替市場で、再びルーブル売りが進んで現在1ドル66ルーブルの安値になっております。先月末ロシア財務大臣のルーブル危機終息宣言から1ヶ月も経たない内に、再び下落という事態になっております。ロシア株価指数(RTS)も578ptから864ptまで持ち直しましたが、こちらも現在735ptと下落トレンドを形成。そんな最中、ロシア5年物国債の金利が17%を超えてきており、当局は国債の入札を延期すると発表しました。5年物国債の金利が0%の本邦に対してロシアは17%超と、こちらも厳しくなってきています。当サイトでレポートした通り、今年のリスクはロシア、欧州、ハイイールド債券ということになるかもしれません。