経済産業省の肝いりで、来年2月24日の金曜日から「プレミアム・フライデー」なるものを実施するとのことです。金曜日の就業時間を午後15時までにし、その後の時間を食事や買い物に向かわせるというものなのですが、官製景気テコ入れは効果を成さないと思われます。結局そんな事が出来るのは、公的機関や大企業ばかりで一般企業はまず無理、こんなことをすればするほど、反エスタブリッシュメントの流れが増幅するだけでしょう。人々のライフスタイルにまで首を突っ込みたいのなら、シニア層の平日割を拡充すべきだと思うのは私だけでしょうか。時間を自由に調節出来るシニア層の旅行スタイルを休日から平日に分散化させることにより、平日のホテル稼働率を上げられ、休日に一方的に偏った混雑を分散化出来ると思います。それにはもちろん高速道路のシニア層平日割引き制度を設けたり、様々な政策が必要になるのでしょうが、プレミアムフライデーなどという愚策より費用対効果は高いでしょう。週末でしか稼げないから、日本の宿泊施設は一人当たりの宿泊人数当たりで課金するシステムをとっており、分散化による稼働率の向上で、一部屋当たりいくら、という海外と同様の料金体制にすることも可能になるでしょう。