欧米の経済制裁と最近の原油安で、にっちもさっちも行かなくなってきたロシアですが、中国に続き今度はインドに接近をし、原子力発電所12基を建設することで合意に至ったということです。ソチオリンピックに乗じてウクライナへ侵攻したロシア、その代償は非常に大きく、株価指数RTSはあわや800pt割れと年初から43%にまで下落、ルーブルも対ドルで55ルーブルと65%以上の下落となっております。国内ではインフレが加速し、自国通貨が信用出来なくなってきた人は、給与をユーロ建てや外貨建てでもらう人まで増えてきているとのこと。ロシア中央銀行はインフレを抑制するため、今年5度目の政策金利引き上げを断行、10.5%にすると発表しました。五里霧中を彷徨するロシア、更なる原油安はどのような事態を招くか国内外が注目しております。