ドル円相場はここ1ヶ月で7円も円安に振れるという大きな流れとなりましたが、本日も110円を伺う展開を見せており、なお円安基調となっております。先日米国商品先物取引委員会(CFTC)が公表した円為替のポジションは105422枚の売り越しで、前週比でも27%も増加しております。以前のレポートで海外ヘッジファンドの売り枚数が積み上がっており、あるきっかけで一気に円安に動く可能性を示唆しましたが、今回はまさにそれを具現化した形となり、今後も10~12月に掛けて日米で重要イヴェントが目白押しですから、場合によっては円安が加速する可能性も有ると思われます。中古自動車輸出業界の方々にとって、薄利多売が主流の現状で為替差益は非常に重要ですから、米ドル担保融資なども視野に銀行と協議するのも一つの方法かもしれません。