トヨタ自動車は、日本で発売する次期プラグインハイブリッド車の名称を「プリウスPHV」とし、10月26日に発表する。次世代環境対応車の主導権を巡る戦略車の柱として、国内販売目標台数は年間3万台超えを目指す考えだ。現行モデルは商業的に苦戦を強いられているが、この新型プリウスPHVで内外装デザイン、走行性能など大幅に刷新・向上を図る。同社はHVに続く、世界をリードする看板商品としてPHVを育てる。現行モデル比で電池容量を2倍に増やし、EVでの走行を60㎞以上と倍増させ、HVモードでリッター37㎞と約2割燃費性能を向上させて環境性能も高めている。カリフォルニアで始まっているZEV規制(Zero Emission Vehicle)で、通常のHV車は規制対象となっており、EV以外はプラグインHVを持たねば販売が厳しくなる。今回の新型プリウスPHVで、北米の厳しい規制に対応させるのも狙いの一つだ。