三菱ふそうトラック・バスは1日に今年上期の業績を発表し、海外販売が前年同期比1.5%増に留まりましたたが、逆に建設業界特需で国内販売が同27.0%増と大幅続伸。世界販売台数は国内販売台数が大きく寄与し、同7.1%増の8万6050台となりました。商用車は利益を生む車輌ですから、消費増税の反動減が少なからず有っても、現状の建設業界や観光産業の特需が後押しの効果は非常に強いと言えるでしょう。海外ではアフリカ諸国の販売が同50.7%増の4725台、東南アジアで同4.3%増の3万7886台と新興国や資源国での需要が伸びており、今後も引き続きこれらの国々が牽引すると思われます。同社は今年度新製品を50以上のマーケットに投入する予定で、特にアフリカ、ASEAN諸国、中央アジアでの販路拡大を狙うとのこと。