日本自動車販売協会連合会は10日、11月の中古車登録台数が前年同月比13.7%減の26万6182台と、2ヶ月連続のマイナスとなったと発表しました。またこの台数は、同協会が1978年から統計を取り始めて以来、過去最低記録となりました。1~11月の中古車登録累計台数は前年同月比3.5%減の345万5412台ですが、11月に関しては全ての車種構成で二桁減という惨憺たる結果に。何度もレポートして申し訳御座いませんが、2009年以降の度重なるインセンティブ政策や増税前の駆け込みで、需要をかなり先食いしてしまいましたから、今後は本当に良い車でなければ自動車の販売は厳しいでしょう。価格.comの冬のボーナス使い道アンケートで、自動車を挙げた人は全体のわずか2.7%という数値もこういった状況を具現していると思われます。新車が順調に売れなければ、もちろん下取り車輌も出て来ません、今後は良質の中古車の囲い込み競争が激化する可能性が高いと言わざるを得ません。