大豊工業は、低燃費エンジンの性能向上に寄与するバキュームポンプ及び排ガス浄化システムに組み込まれるEGRバルブを戦略システム部品と位置づけ、2020年までに売上高100億円規模のビジネスに育成する予定。両製品とも自動車メーカーが推進する共通化構想に対応させ、小型~大型エンジン向けにラインナップを拡充し、販売拡大を狙う。2017年度までにバキュームポンプの受注を45億円以上、EGRバルブは2020年までに約40億円に引き上げます。同社は、主力のエンジン軸受けを中心にシステム製品、潤滑マネージメントの3本柱で収益基盤に厚みを持たせるとのこと。またEGRバルブは小型化にも取り組み、最近のダウンサイジングエンジンや乗用ディーゼルエンジンにも対応させる予定で、今後小型ディーゼルエンジンが復権を果たすようなことが有れば、同社にとって追い風となると思われます。(一部日刊自動車新聞)