米国財務省は26日、北朝鮮の核・ミサイル開発に絡み、北朝鮮の8銀行と中国、ロシア、リビア、アラブ首長国連邦(UAE)で活動する北朝鮮人ら銀行関係者26人を制裁対象に指定。また米国内の資産が凍結され、米国人との取引が禁止される。今回の制裁の一部については、トランプ大統領が21日に発表した北朝鮮制裁強化の大統領令を初めて用いた措置で、同国の金融ネットワークに打撃を与える狙いが見え隠れする。ムニューシン財務長官は声明で、「朝鮮半島の非核化と平和という広範囲に及ぶ目標を達成するために北朝鮮を完全に孤立させる戦略を進めるものだ」と強調した。また、財務省は「11日に採択された国連安保理の北朝鮮制裁決議を補完する」と指摘したとのこと。現体制になって以降、軍拡化を強めてきている北朝鮮ですが、様々な包囲網や貿易規制を敷いても大して効きません。北朝鮮政府にとって一番嫌で、且つ絶大なる怒りを買うのが、この銀行への制裁と資産凍結なのです。来月10日は朝鮮労働党創建記念日、一応頭に入れておくべき日となるかもしれません。

(一部時事通信社より)