何度もレポートしている通り、商用車は東日本大震災や自民党政権の国土強靭化、インフラ再整備、東京オリンピック、インバウンド需要と枚挙に暇がない。昨年までは入れ替え特需が有りましたが、今後もこの状況が変わらない限り商用車の入れ替えは行われるでしょうし、いすゞユーマックスオークションの判断は英断だと思います。ただ購入者側の視点から言わせて頂くと、検査体制がまだまだ不十分と言わざるを得ず、トヨタオークションやオークネット並みの厳しい検査体制に移行してもらいたいものである。商用車は自走陸送の割合も多く、輸送途中に故障して多額の費用が発生する場合や、サビ・腐食の度合いが酷すぎて輸出出来ない等、問題が山積している。現状東南アジア、中近東、中央アジア、アフリカ向けは、走れば良いだろうという感覚をお持ちかもしれない。ただオークション落札価格を完全に法律違反で垂れ流されている現状で、利幅がかなり圧縮されており、まさにハイリスクローリターンという売買が目立っています。輸出した車輌の評判が良ければ、輸出も活況になりしいては出品店、オークションも活況になり、入れ替え需要も促進化され、新車の販売も伸びるというもの。自動車メーカーを筆頭に、自動車輸出業者を残飯整理業者みたいな扱いに考えるのは、いい加減改めて頂きたいものである。