オーストラリア連邦政府が自動車輸入に関する法改正を実施し、2018年以降に条件付きで個人の平行輸入を認めれば、同国内に欠陥車が流入することになるとして、自動車販売業界で懸念が広がっていると、4月26日付けのオーストラリアン紙が報じました。自動車の並行輸入に関する規制緩和では、現状新車及び製造日(重要)から12ヶ月未満(重要)、走行距離500㎞(重要)の右ハンドルの一般乗用車と2輪車に限り、ディーラー等を介さず個人輸入が可能になる。ここで自動車販売業界から、高級車を中心に代理店が打撃を受けるだけでなく、欠陥車の流入に繋がるという理由から反対の声が挙がっている。2018年までまだ日数があるため、まだ紆余曲折あるだろうが、今市場で出回っているポンコツ中古車の方がよほど欠陥車で有って、現状のルールなら欠陥車が流入するという理由付けは、不合理だと言わざるを得ない。ただ1台でもレギュレーションに引っ掛かる車輌を輸出した場合は、連帯責任になるため、中古自動車輸出業界全体で褌を締めなおさないとならないかもしれないでしょう。