マツダ車のマレーシア販売代理店ベルマツ・モーターは20日、ディーゼルモデル2車種を発売しました。環境への配慮と高性能の両立を実現した最新モデルの投入で、同国のプレミアム市場での存在感を強化する。発売を開始したのは、SUVの「CX-5 スカイアクティブ-D 2.2」のCKD生産モデルと、中型セダン「マツダ6(アテンザ)スカイアクティブ-D 2.2」の輸入完成車(CBU)モデルの2車種で、ユーロ5に適合した軽油に対応させている。投入の背景には、消費者の環境意識への高まりと、プレミアム市場の取り込みをさらに強化する意図が有り、投入には同国政府と3年前から協議を続けてきたという。ユーロ5適合軽油を提供するガソリンスタンドが同国内で200ヵ所まで増加したことや、政府もクリーン技術の導入に注力し始めたことなどから、投入が実現した説明しました。価格は「CX-5」が16万1529リンギット(約420万円)、「マツダ6(アテンザ)」が20万2830リンギット(約527万円)、ボディカラーはそれぞれ4色を用意している。前年のマツダ車の同国販売が1万4325台で、このディーゼル2車種投入でどこまで販売台数を伸ばせるか、注目が集まっている。

(一部日刊自動車新聞より)