6月まで一本調子で上昇を続けてきた上海総合指数、ピークアウトしてわずか2か月で40%の暴落状態となっております。中国政府による強権発動、株価対策等様々な政策を矢継ぎ早にしているところを見ると、是が非でも3000ポイントを割らせたくない意図が垣間見えます。3000ポイントを割り更に下落し続けるようなら、世界中がカオスとなり元の木阿弥となりかねません。このような状況でFRBは利上げを9月に出来るのか?いやそれを見越して中国政府が先手を打って通貨切り下げに動いたのか?原因は当局しか解りませんが、リーマンショック以降世界経済をけん引してきた中国だけに、その揺り戻しの影響は世界中に波及しています。レポートで中国の問題を何度も取り上げて来ましたが、実際ここまで短期間で世界中に影響が拡散するとは。