自動車メーカーにとって常に付きまとう問題として燃費が挙げられ、各社HV、ディーゼル、ダウンサイジングターボ等、凌ぎを削っております。今回は別の角度から面白い会社を紹介したいと思います。フタバ産業という自動車マフラーでは、トヨタ向け7割強を納入している、自動車用マフラーでは最大手の企業です。同社が手がける排気熱回収器「パワレブ」は、排出ガスの熱を取り込みエンジン冷却水に伝え、エンジン暖気を促進する熱交換部品。これにより暖房使用が増加する冬場の実燃費を10%カイゼン出来る。今後はその排熱をパワートレインの温度管理を更に最適化するために、オイルを温める製品開発が出来るか検討に入っている。輸送用機器において相当の熱を捨てている自動車ですが、今後は排気熱をいかに利用するかも、肝となるかもしれません。