政府が発表しました2014年の貿易赤字が、12兆7813億円と過去最大の貿易赤字となり、4年連続で貿易赤字というおまけつきです。これが質的・量的金融緩和を除く円安要因だった訳ですが、昨夏以降の原油先物価格の暴落で10~12月の貿易赤字は大幅に減少傾向となりました。今後も原油先物価格が下落トレンドならば、2015年は一部製造メーカーの国内回帰も相まって、貿易黒字に転換する可能性もいよいよ出て参りました。2007年頃から始まった中国を始めとする新興国需要を織り込んだ原油バブルの影響で、本邦は多額のみかじめ料を産油国に支払わされ続けてきましたが、今回の原油バブル崩壊によって、本邦の経済が劇的に良くなる可能性も出て来たかもしれません。円安基調がどこでダウントレンドに移行するのか、兆しを見つけてお伝え出来ればと思っております。