商船三井は日中戦争時の用船不払い問題で非合法に差し押さえられていた“バオスティール・エモーション”の早期奪還のため、上海海事法院へ供託金として40億円を支払ったことが解かりました。この問題は日中共同声明を反故にするもので、国際社会では到底承服出来かねる忌々しき問題で有る事を理由に、日本政府は商船三井に対し支払いをしないように働きかけて来ました。しかし今回供託金を支払ったことで既成事実を作ってしまった商船三井、今後様々な訴訟やそれに付随し没収、逮捕、口座差し押さえなどが多発する可能性が出て参りました。国際社会の常識を踏襲していない国家が、常任理事国にノミネートされているのですから不思議です。

 以前から申している通り、ロシア・中国・韓国・ドイツの動きには注視すべきだと思います。