何も出来ないと見られていた日銀金融政策決定会合でしたが、蓋を開けて見ると追加緩和を決定した内容となりました。今年のETF買い付けを年間3兆円といていましたが、年初からの度重なる株価の暴落で資金を使い続け、これ以上株価が暴落した時に対処が出来ないと踏んだのか、ETFの買付けを6兆円に拡大しました。この株式ETFの買い支えは、残りの期間で消化する訳ですから、インパクトは有りますが、反面官製相場と外国人投資家は判断しますので、中国株式市場のようにゆくゆくは売買代金が先細る可能性が高くなったと思われます。読者の方々が気にされている為替市場には対して効果は有りませんので、引き続き対ドル100円~105円のボックス圏でしばらく推移するでしょう。