古河電池は29日、紙製容器で出来た非常用マグネシウム空気電池を今年12月に販売を開始すると発表しました。同電池は凸版印刷と共同で開発し、水や海水で発電することが可能となり、使い捨てタイプのバッテリーという事で、避難所などのイマージェンシー用として着目されそうです。この電池は最大5日間動作し、300Whの電力量を取り出せることで、スマートフォンなら最大30回のフル充電が可能。サイズは23.3cm x 22.6cm x 22.6cm 注水前で1.6kgと、取り扱いにも優れているのが特徴。また非常用という事で、備蓄用にも国、自治体、企業、個人等でにも需要が増加しそうです。また同社は、このマグネシウム空気電池の大型化に向けて、開発を産官学で推進しており、大型化に成功すればかなりのインパクトになると思われます。本日非常用マグネシウム空気電池をもてはやし、株式市場では古河電池がストップ高となりました。

さんざん当サイトでレポートしておりますが、地球上で無尽蔵に有るマグネシウムを将来性の有る材料に変遷出来れば、まさに現代の錬金術となるわけで、マグネシウム関連の材料は今後も注目と言えるかもしれません。