中国の変調をさんざんレポートして参りましたが、中国経済週間のインタビューで地方の借金は隠れ借金を含め、500兆円を超えるだろうと、全人代の常務委員が述べました。この金額は昨年6月に中国政府の会計監査院が発表した数字の2倍近くに上り、動揺が広がっております。また欧州に続き本邦企業にも中国でのカルテルの件で、本邦企業に制裁金約200億円の制裁金を課すと発表しました。当該対象企業は、政府に従い課徴金を支払うとのことですが、今後も同様の問題は頻発するかもしれません。大きなマーケットということで中国に進出した本邦企業は多いわけですが、国家間の様々な軋轢や戦略の対象で本邦企業にとって、難しい選択を迫られるかもしれません。