ギリシャ選挙で勝利した急進左派連合ΣYPIZA(SYRIZA)ですが、発足直後にロシアへの経済制裁を緩和すべきと強く主張し、波紋を広げております。今後債務削減を目指し、トロイカ体制と交渉する予定ですが、自分たちの要求をある程度呑まなければ、ユーロを離脱しロシア・中国の勢力圏に入ることも辞さないとのこと。さらにギリシャ系住人で占められる南キプロスには、ロシアから多額の投資マネーが流入し続けていた経緯が有るように、ギリシャ・キプロス・ロシアの結びつきは非常に強い。最終的には合意に至るだろうと見られていた今後の交渉、ロシア・中国が表舞台に上がった以上、相当な駆け引きとなりそうな予感が致します。