欧州中央銀行は22日、注目された理事会で欧州中央銀行初の量的緩和を決定しました。量的緩和の実施は1998年欧州中銀行創設以来始めてで、域内の銀行が保有している国債等を月額600億ユーロ(約8兆円)を今年3月から来年9月にかけて買い取り、市場に資金をばら撒く。欧州中央銀行の出資比率に応じて国債を買い取る形で、最後まで反対だったドイツに一定の配慮をした形に。当サイトで近いうちにECBが量的緩和をするでしょうと先月レポートしましたが、その1ヶ月間でユーロは対円で12円以上、昨日は1時間ほどで一気に2円もユーロ安に振れました。今週はさらに注目のギリシャ選挙も控えておりますので、しばらく欧州は荒れそうな気配です。