貿易赤字が一向に止まりません。9月の貿易赤字は9583億円となり、市場予想を大幅に上回りました。上半期で見ると、5兆4271億円となり過去最高に。このような事象も円安が恒常化している一つ要因で、本邦のQQE、製造メーカーの海外移転、矮小化する国内市場、電力コスト高など、しばらくは円安は避けられそうも無いと思われます。現在所得収支は貿易赤字をカバーして黒字化になっておりますが、このまま貿易赤字が膨らむようなことになれば、のっぴきならない状況に陥る可能性も否定出来ません。特に原発の代わりに使用している高効率化されてはおりますが、天然ガスタービン発電機に使用されている液化天然ガスの輸入に代わる、新たな発電を早期に模索すべきでしょう。特に本邦は火山大国ですから、地熱発電をもっと有効に使うべきでしょう。